2014.04.22 Tue

パンのある生活で、日本の食卓をもっと楽しく豊かに

株式会社ブーランジェリーエリックカイザージャポン 代表取締役 木村 周一郎 氏

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“ヨーロッパNo.1”のパン職人と日本で起業

 フランスパン専門の店「メゾンカイザー」を、東京都心部を中心に全国主要都市の百貨店、それにアジア圏において約25店舗展開するブーランジェリーエリックカイザージャポン。日本で流通しているパンのほとんどが生産効率上の理由からイースト菌を使用しているのに対し、同社は手間のかかる天然酵母による発酵に徹底的にこだわり、本場フランスの伝統の味を日本の食卓にもたらしている。社名にある「エリック・カイザー」とは、同社の経営パートナーであり、ヨーロッパNo.1とも呼ばれる凄腕のフランスのパン職人の名から取られたものだ。社長の木村は、パン作りの師であるエリック・カイザーについてこう語る。

「彼は職人であるとともにフランス国立製パン学校の教授という教育者であり、さらに世界中をまわって本物のフランスパンの味を広めるデモンストレーターでもあります。パンに関しては一切の妥協を許さないとても厳しい人で、フランスの若手パン職人は彼のもとで修行することを避けるほどです」

 パリにあるカイザーの店でパン職人としての修行を続けていた木村に、日本での起業の話が持ちかけられたのはちょっとした出来事からだった。カイザーが日本でのデモンストレーションを計画していた時に、ある問題が生じて話が先に進まなくなった。通訳を通してもその問題を解決できなかったため、カイザーは木村に依頼をするのだが、すると木村はこの問題をあっさり解決してしまう。その手腕にカイザーが注目し、修行を終えた木村が帰国する際に「一緒に日本でパン屋をやらないか」と声をかけたのだ。

「問題解決といっても、… 続きを読む

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木村 周一郎(キムラ シュウイチロウ)

1969年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、千代田生命保険相互会社に入社。その後アメリカのFDA(米国食品医薬品局)研究機関である米国立製パン研究所へ留学、ベーキングサイエンスを研究する。ニューヨーク、フランスにて修行を積んだ後、その腕前と経営センスを見込まれ、エリック・カイザーの在日パートナーとして、株式会社ブーランジェリーエリックカイザージャポンを設立、現在に至る。

株式会社ブーランジェリーエリックカイザージャポンについて
■ 事業内容製パン・製菓の製造および販売、製パン・製菓技術指導および経営コンサルティング、食材輸入及び販売
■ 設立年月2000年9月6日(第一号店 高輪本店オープン:2001年7月18日)
■ 本社所在地東京都港区高輪1丁目4番21号(事務所:東京都港区三田3-5-21 三田北島ビル6F)
■ 資本金5,000万円
■ 従業員数510名(2013年12月末時点、社員 193名、アルバイト 317名)
■ ホームページ

http://www.maisonkayser.co.jp/

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