2014.04.08 Tue

青雲の志を失わず、理想の飲食店をつくり続ける

際コーポレーション株式会社 代表取締役 中島 武 氏

応援団時代に男の生き様を切磋琢磨する

 「紅虎餃子房」や「万豚記」、「葱や平吉」をはじめ、中国料理、日本料理、イタリアン、エスニックなど100近い業態の飲食店や物販店を約360店舗展開する際コーポレーション。その創設者である中島は、卓越した業態開発力で精力的に店舗展開を行い、そのカリスマ性から「飲食業界の虎」の異名を持つ。

 中島は言う。「100ものブランドを展開する裏には何か特別な経営戦略があるのではないかとよく聞かれるのですが、実は単に私の気が多いからそうなっただけなんです。だから一時は、さすがに店舗ブランドの数が多すぎるのではと業態をまとめるとこも本気で考えました。しかし、せっかくここまで増やして来たのだから、100ある業態を活かしたビジネスをやろうと決めたのです。個店で得られたノウハウを活かして、チェーン展開できる店はどんどんチェーン店化していくというやり方です」

 こうしたノウハウが蓄積され、今では状況に応じて自在に新たなブランドのチェーン店を立ちあげていける素地が整っているのである。また業態のみならず事業を行う地域についても積極的に開拓していく姿勢を基本としており、業界内で難易度が高いとされるエリアであっても続々と新規出店し成功を収めている。

「もっと頭のいい経営者であればそうした地域には出店しないでしょうね。あの山もこの山も全部登ろうとするのは会社経営ではご法度とされていますから。でも、ある一定の難易度のビジネスにチャレンジしていく企業があってもいいのではないでしょうか」

 そんな中島が旺盛なチャレンジ精神を培ったのは、“バンカラ”を地で行った青年時代だった。

 中島は母方の実家がある福岡県田川市で生を受けた後、2歳で東京・東村山市へと引っ越し、そこで青少年期を過ごす。小さな頃は気の弱い内気な子どもで、教師が心配するほどだったという。しかし、小学校で野球を始めたことなどを契機に、活発な性格へと変わっていく。そして、「男らしく強くなれ」という母親の思いを背に受けて、質実剛健・無骨な校風で知られる拓殖大学の付属高校へと進学。そこで仲間と共に自ら応援団を創設したことが、その後の中島の人生に大きな影響を与えた。… 続きを読む

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中島 武(ナカジマ タケシ)
1948年、福岡県生まれ。1990年に際コーポレーション株式会社を設立。「紅虎餃子房」や「万豚記」をはじめ和洋中のレストラン、家具店など日本全国に約360店の店舗を展開している。また京都には「柚子屋旅館」、長崎には「五島列島リゾートホテルマルゲリータ」など宿泊施設も運営。著書に「成功者は端っこにいる」(講談社+α新書、2013)他。

際コーポレーション株式会社について
■ 事業内容飲食店、宿泊施設の経営。食料品、衣料品、日用品雑貨の卸、輸出入及び小売店の経営。飲食店に関する企画、商品開発並びにコンサルタント業務
■ 設立年月1990年12月7日
■ 本社所在地東京都目黒区大橋2-22-8 いちご池尻ビル
■ 資本金5億4,106万円
■ 従業員数1,268名(2013年10月末)
■ 業種飲食店、宿泊業
■ ホームページ

http://www.kiwa-group.co.jp/

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