2013.12.17 Tue

日本発の名刺管理サービスで、世界の働き方を変える

Sansan株式会社 代表取締役社長 寺田 親弘 氏

世界初の新しいビジネスモデル

 名刺管理のクラウドサービスという新しいビジネスモデルを確立し、2007年の設立からこれまで目覚ましい成長を続けるSansan。現在、法人向けの名刺管理サービス「Sansan」の顧客企業は国内で1,500社に達しており、2012年に提供を開始した個人向けサービス「Eight」の会員も50万人を超えた。今やEightに登録された名刺の枚数は1,000万枚にも及んでいるという。

 スキャナーやスマートフォンから名刺情報を読み取り、クラウド上に集約して管理する──言葉で表現すると極めてシンプルなサービスがここまで多くのビジネスパーソンから支持を集めた理由の1つとして、OCR(Optical Character Reader/光学式文字読取装置)だけでは十分ではなかった名刺情報の読み込み精度を、オペレーターによる手入力と合わせることで限りなく100%に近いレベルにまで高めたことが挙げられる。たとえ数多くの名刺情報を簡単にデータ化できたとしても、少しでもその内容に誤りがあったのでは、その性格上ビジネスの現場で役立てることは難しい。

 代表取締役社長の寺田は、自身が切り拓いた名刺管理サービスというビジネスに対する思いを次のように語る。

「名刺をどうすれば効率的に管理できるかというのは、誰もが日常的に抱えている問題だと思います。そうした人々に共通する身近な課題を解決することから、世界につながるスタンダードをつくっていこうというのが、我々の目指すところなのです」

 

名刺管理のあり方への疑問がビジネスのヒントに

 事業を営む父親のもとで育った寺田にとって、自分で会社を起こすというのはごく自然なことであったという。子どもの頃は戦国時代に関する本を読むのが好きで、いつしか「天下を取りたい。それは今の時代であれば世界に通じる大きな事業を行うことだ」と夢を抱くようになった。

 大学卒業後は三井物産に入社。情報産業部門に配属されてシリコンバレーに赴任した寺田は、米国の地で活躍する数多くのベンチャービジネスの起業家たちと交流を深めた。そして帰国後に社内ベンチャーの立ち上げやセキュリティ関連会社への出向といった経験を積んだ後、志を同じくする仲間に呼びかけてSansanを設立したのである。… 続きを読む

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寺田 親弘(テラダ チカヒロ)
1976年生まれ。大学卒業後三井物産に入社し、情報産業部門にてコンピュータ機器の輸入、システム開発、Joint Venture立ち上げ等に従事した後、米国シリコンバレーに転勤し米国最先端ベンチャーの日本向けビジネス展開を担当。帰国後は自らが持ち帰ったデータベースソフトウェアの輸入販売を社内ベンチャーとして立ち上げる。 2007年5月に三井物産を退職し、4人の仲間と共にSansan株式会社を創業。

Sansan株式会社について
■ 事業内容名刺管理クラウドサービスの企画・開発・販売
■ 設立年月2007年6月11日
■ 本社所在地東京都千代田区九段南4-7-15 JPR市ヶ谷ビル6F
■ 資本金3億5,800万円
■ 従業員数100名
■ 業種サービス業
■ ホームページ

http://www.sansan.com(コーポレートサイト)
http://www.linkknowledge.net(サービスサイト)

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