2013.01.09 Wed

試着ができるメガネ通販サイト 躍進の秘密

オーマイグラス株式会社 代表取締役CEO 清川 忠康 氏

停滞し続ける日本国内のメガネ市場に参入を決めた理由

株式会社ミスタータディ 代表取締役CEO 清川 忠康 メガネ通販サイト『Oh My Glasses(オーマイグラスィズ)』が登場するまで、度入りのメガネは「通販では売れない」というのが日本国内のメガネ業界の常識だった。それにも関わらず新規参入を決断したのはなぜか。その理由について、『Oh My Glasses』を運営するオーマイグラス株式会社のCEO、清川忠康は次のように解説する。

 「私は、2009年から2年間、スタンフォード大学に留学していました。この頃、大学の近くに位置するシリコンバレーでeコマースの第2期の潮流が起こり、数多くのビジネスが立ち上がる様子を間近で見ていました。eコマースの第1期の波は、Amazon.comに代表される『インターネットを通して、安く商品を販売する』というものでした。私がリアルタイムで見ていた第2期の特徴は、『独自のサービスと組み合わせて、付加価値の高い商品を販売する』というものです。その中に、メガネをeコマースで販売するビジネスの成功例があったんですね。これを参考に日本と海外の市場の違いを検証した結果、日本でも同様のサービスが成立するのではないかという結論になりました」

 日本と海外の市場を比較した時、プラス材料として挙げられたのが、「1億2千万人の大きな市場がある」「高価格帯の商品が売れやすい」などだった。
 これは、世界でも有数の高品質を誇る福井県鯖江産のメガネを中心に取り扱うという清川が描いていたビジネスモデルと親和性が高かった。
 加えて、「律儀な性格」という日本人の特性が、想定していた「返品無料サービス」にフィットすると考えられた。
 『Oh My Glasses』では、ネット上でメガネを5本まで選ぶことができ、商品到着後5日間以内に返品すれば送料はかからないという試着サービスを打ち出している。
 返品されてきたメガネには、専門スタッフによる検品が行なわれているが、破損したり傷がついたりしているケースは極めてまれだという。

 もちろん、マイナス材料もあった。それは、「日本人は新しいサービスを受け入れにくい」というものだった。しかし、… 続きを読む

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清川忠康(キヨカワ タダヤス)
スタンフォード大学経営学修士(MBA)。UBS証券投資銀行本部を経て、経営共創基盤に参画。経営共創基盤においては、流通・小売、広告・メディア、ヘルスケア等、幅広い業種に対して、事業再生や成長支援などをはじめとするさまざまなテーマのプロジェクトに従事。スタンフォード大学在学中は、米中のスタートアップ企業の経営にも関わり、2年次在学中に株式会社ミスタータディ(現・オーマイグラス株式会社)を創業し、代表取締役に就任。

オーマイグラス株式会社について
■ 事業内容各種コンテンツの企画、制作及び情報提供サービス、メガネの販売
■ 設立年月2011年7月15日
■ 本社所在地東京都品川区南大井6-19-7 武隈ビル6F
■ 資本金134,102,875円(2011年12月現在)
■ 従業員数15名(パート含む)(2012年12月現在)
■ 業種製造・小売業
■ ホームページ

http://www.ohmyglasses.jp/

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