2012.08.29 Wed

独自の発想で生み出す今までにない文具

株式会社カンミ堂 代表取締役社長 末永 卓 氏

創業の根底にあった「試合に出たい」という思い

株式会社カンミ堂 代表取締役社長 末永 卓大学4年生のとき、末永は初めて「ポスト・イット」と出会い、衝撃を受ける。そのときの感動が、ポスト・イットの製作会社でもある、住友スリーエム入社のきっかけとなった。

 「付けたりはがしたりできるという面白さに、衝撃に近いものを受けました。画期的なアイデアを形にして売る仕事に興味がわいたんです」

入社後は、歯科用製品部に配属され、歯科医院への営業に携わることに。望んでいた「ものづくり」とは違っていたが、仕事は面白かった。上司や仲間にも恵まれ、さしたる不満もない日々が続く。だが、28歳のとき独立を決意し、大阪に印刷加工会社を立ち上げる。自身を起業へと突き動かしたのは何だったのか。

「私は中学からラグビーを始めまして、同志社大学に入りました。そのころの同志社は日本一になるようなクラブですから、全国から選りすぐりの選手が集まるわけです。4年間のラグビー生活は非常に充実していましたが、競争が激しくて試合には結局出られなかったんです」

その当時、ふと頭をよぎる思いがあった。強豪チームに所属してはいるが試合に出られないのと、下位リーグでフル出場するのとどちらが幸せなのか、と。大企業のサラリーマンとして3年が経過するころ、よみがえってきたのは当時の渇望感だった。

「そのとき、自分は試合に出たかったのだな、と気づきました。サラリーマンとして『試合に出る』には、まだまだ時間がかかる。でも、自分で会社を作って経営をすることで、すぐに試合に出られるんじゃないかと」

 … 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

末永 卓(スエナガ タカシ)

同志社大学法学部卒業。株式会社カンミ堂を設立、代表取締役就任。オリジナリティの高いヒット文具を次々にプロデュース。これまで手がけた商品に、“ふせんがつねにそばにある状態”をつくる「ココフセン」、ふせんで仕事管理する「10min.」、「メモピット」、「どこでもマグネット」などがある。

株式会社カンミ堂について
■ 事業内容文具・雑貨・ステーショナリーの企画/製造/販売、販売促進ツールの企画/製造/販売
■ 設立年月1952年5月27日
■ 本社所在地東京都品川区西五反田3-12-13 TKKビル6F
■ 資本金2,000万円
■ 従業員数6名
■ 業種製造業
■ ホームページ

http://www.kanmido.co.jp/

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter