グルガオン ~Gurgaon~

グルガオンで知っておきたいルール/慣習

2017.02.17 Fri連載バックナンバー

 Namaste!!インド・グルガオンに在住の茶井好夫です。

 デリー・グルガオンは12月に入り気温がだいぶ下がってきました。夏は40℃を超えることも少なくなかったのですが、現在は朝・夜に10℃近くまで気温が下がります。露店であったかいチャイ(個人的にはジンジャーがたくさん入っている)を飲むのが最高の季節です。チャイ好きにはこの季節たまりません。露店に集まる彼らインド人は寒くても常に笑顔なので生きる気力を日々もらっております。朝方には濃霧で前方がはっきりと見えなくなりますが、そんな彼らインド人の未来は明るくなる一方かと感じます。空気汚染の注意喚起が日本人大使館から周知される現状(ただの濃霧ではない)ではありますが。。。

 さて、今回はそんな北インドであるデリー・グルガオンのルール・慣習について、レポートします。

 最初に注意書きしておきますが筆者が体験しているルール・作法はあくまでデリー・グルガオンの一部の層・階級におけるものとご留意ください。インドでは富裕層から貧困層まで日本の格差以上の幅広い所得格差があります。階級の多様性からインド人全員に通底する常識・特徴が捉えづらいことを認識頂ければと思います。

 

1.食事に関するマナー <カレーはやっぱり右手のみで食べる??>

 やっぱり寒くなってくると美味しいカレー(インドでは季節関係なく毎日カレーではありますが)を食べたい所ですね~!ここでの想像にスプーンが描かれているあなた。インドでスプーンを使って食事なんかした日には……本来の食べ方をわかってないなとインド人から見られてしまうから要注意です。おいしいんだから注意しなくてもいいだろとかいう話は置いといて…。“インド人は右手だけでカレーを食べる”という話は、日本でもよく耳にしますよね。箸やスプーン・フォーク・ナイフを使わない手食文化。インド人にとっては誰が洗ったかわからない食器で食べるより、自分で洗った手のほうが清潔であるという浄・不浄観であると聞きました。一理あるのか判断が難しいところですが、少なくとも食感をまず指の触覚で感じられるという特徴があります。

 北インドではカレーは日本の様にご飯にかかっては出てきません。カレーを注文すると、カレーだけ単品で出て来ます。その後にカレーに付けて食べるナン(小麦粉にイーストを加えて醗酵させ、釜で焼いた物)か、チャパティ(小麦粉を水でこね、焼いた物)が出されます。カレーに付けるものとして北インドはナンかチャパティが主流となり、南インドはご飯が主流になります。

 ナンもしくはチャパティと一緒にカレーを食べる場合は、その一辺を右手でむしり取り、むしった一辺をカレーに浸して食べると言うのが一般的な食べ方です。決してナン、チャパティの上にカレーをかけて食べるような事はしません。ナン、チャパティをむしる時にどうしても難しければ補助的に左手を使っても構いません。ただ、私の周りでは左手を使っている人はほとんどいません。彼らは器用にかつきれいに右手のみでカレーを食べきるのです。

 一方で、ご飯と一緒にカレーを食べる時は手の使い方が大分異なります。インドのカレーは日本の物よりもさらさらしたタイプです。それを手で食べようと言うのですからちょっとしたコツが必要となります。カレーはナン、チャパティの時とは違って直にご飯の上にかけます。カレーを全部ご飯の上にかけてしまわずに、スプーンか何かで食べる分だけ少しずつ取ってかけるのが上品な食べ方のようです。その後、カレーをかけた部分をおもむろに親指、人差し指、中指、薬指の4本で掴み、掴んだらそのまま手を反転させ手の甲を下にします。口元に近づいたら親指でカレーを押し込むようにして食べます。コツは汁が垂れて来ない様にあくまで素早く食べることです。手で食べるのが上手いインド人は指の第1関節以上はあまり汚さずに食べられます。ご飯でカレーを食べるときもまた彼らは一切左手を使用しません。

 食後はフィンガーボウルというライム入りのお湯が入った器が出てきてそれでみんな手先を洗い、紙でふき取ることによりカレーで汚れた手は清潔な手に戻るのです。フィンガーボウルが出てこない店では大抵手洗い場の場所があり、そこで食後はみんな手を洗いに行きます。私の周りのインド人は必ず洗いに行きます。

 手で食べるというのはなかなか日本人の生活にはない習慣ですが、不潔と思わず1回やってみるとその中に新しい感覚があると言う事に気がつきます。手で食べる場合、手は舌の一部になり美味しさを倍増させてる気がします。ただし筆者が経験した限り、手で食べなければいけないといった雰囲気は特にありません。ほとんどのレストランでお願いすればフォーク・スプーンを用意してもらえますが、郷に入りては郷に従う精神で一度試してみませんか??

 

2.食文化のルール <ノンベジ!?orベジ!?>

 このフレーズ、日本では一切聞かなかったのですがインドでは毎日のように聞かれます。「ベジタリアン?それとも、ノン・ベジタリアン?」という意味です。ベジタリアンは、菜食主義、ノン・ベジタリアンは、お肉や魚も食べるという意味ですが、インドは大半がベジ(ベジタリアン)なのです。

 インドではわかりやすいようにベジ、ノンベジいずれかのマークが食品にはついています。ノンベジが赤い日本の国旗のようなマークでベジは緑色の日本の国旗のようなマークです。(すいません、どっちもたとえが日本の国旗で。)そしてそのマークがなんとインドではキットカットにもクッキーにもましてやあのヤクルトにも!!!!(写真参照)

 また、ベジ、ノンベジの中でも、もっと細かく主義が分かれているのです。

1)ピュアベジ(ピュアベジタリアン)… 続きを読む

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