2016.07.14 Thu

音楽にはビジネスを変える力がある

ユニバーサルミュージック合同会社 SMP&ライセンス部 部長 岩崎 浩成 氏

 世界最大の音楽企業ユニバーサルミュージックが展開するITを使ったBtoBビジネスについてSMP&ライセンス部部長の岩崎浩成氏と所属アーティストのakiko氏が語る。

 

アーティストパワーを活かしたB to Bビジネスを展開

―― SMP&ライセンス部とは、どのような事業を担う組織ですか

 SMPとは、Strategic Marketing Partnershipの略で、弊社の管理保有する楽曲や契約アーティストというリソースを活かし、企業さまの販促や宣伝などのビジネスに寄与させていただく事業です。一方のライセンスとは、パチンコやゲームなどに弊社の原盤をご使用いただきライセンスフィーをいただく、その名の通りの事業です。この2つのB to Bビジネスを担当しているのが私の部署です。

―― 具体的な内容を教えてください

 まずは、キャスティング事業です。この事業は、弊社の契約アーティストが企業さまのコマーシャルやイベントなどに出演させていただくものですが、単なるキャスティングではなく、弊社の強みである音楽を核にしたスキームであることが特徴です。いくつか例を挙げてご紹介します。

 グリコ乳業(現:江崎グリコ)さまのカフェオーレのプロモーションでは、弊社の契約アーティストであるキマグレンと吉川友の2組が“きっかレン”というオリジナルユニットを組みました。そして、コマーシャルソングをアレンジしてフル音源にし、コマーシャルやWebの特設サイトで流しました。さらに、商品をお買い上げいただいたお客さまへの特典としてライブやグッズが当たるキャンペーン・ノベルティをご提供いたしました。

 キリンビバレッジさまのケースでは、もともとGReeeeNとキリンの音感が似ているという話から、“KIReeeeeN”というユニットを仕立て、生茶のプロモーションを行いました。GReeeeNが「夏の音(なつのね)」という書き下ろし曲を制作し、そのミュージックビデオをDVDにし、生茶6本パックの横に貼り付けて販売するプロモーションキャンペーンを実施しました。

 また、プレミアムディールと呼んでいる取り組みの例として、サントリーさまの缶コーヒーBOSSのケースでは、コアユーザーとなる40代から50代の男性に一番刺さる音楽を使ってプロモーションを行いました。この年代であれば、80年代から90年代のJ-POPが刺さるだろうと提案し、弊社だけではなく他のレコード会社とも連携し、おニャン子クラブやチェッカーズなど30アーティストの8センチCDをBOSS6本パックの横に貼り付けて販売しました。

―― ITを活用した事例はありますか… 続きを読む

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岩崎 浩成(いわさき こうせい)
1964年、東京都出身。広告会社を経て2010年より現職
◎情報収集方法
日経流通、宣伝会議、販促会議、オリコンなど
◎コミュニケーション方法
直接会って話す。ランチや飲みニケーション
◎ストレス解消法
体動かすこと(マラソン)、お酒

ユニバーサルミュージック合同会社について
■ 事業内容音楽ソフト、映像ソフト等の企画、制作、販売
■ 設立年月1990年 4月20日(ポリグラム株式会社として創立)
■ 本社所在地東京都港区赤坂8丁目5番30号
■ 資本金295億200万円
■ 従業員数約550名
■ 業種情報・通信業
■ ホームページ

http://www.universal-music.co.jp/

『配信型業務用BGM配信サービスSmartBGM』
http://www.universal-music.co.jp/bgm/

『akiko official web』
http://akiko-jazz.com/

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