『イノベーターたちの日本史』

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出版社:東洋経済新報社、発行:2017/05、定価:2,000円(税別)
著者:米倉誠一郎 Japan-Somaliland Open University学長、アカデミーヒルズ日本元気塾塾長、『一橋ビジネスレビュー』編集委員長。1953年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学歴史学博士号取得(Ph.D.)。一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授等を歴任。イノベーションを核とした企業の経営戦略と組織の史的研究を専門とする。

目次

1.近代の覚醒と高島秋帆
2.維新官僚の創造的対応
3.明治政府の創造的対応
4.士族たちの創造的対応
5.創造的対応としての財閥
6.科学者たちの創造的対応
終.近代日本の創造的対応を振り返る

ダイジェスト

明治維新から昭和初期までの日本人の「創造的対応」を描く

 現代の日本企業や日本人にはイノベーションが足りない、あるいは創造的(クリエイティブ)でない、といった嘆きがよく聞かれる。だが、極東の小さな国が、一時はGDP世界第2位まで上りつめ、今でも国際競争力を持つ産業分野を多数有するまでに至ったのは紛れもない事実だ。

 経済成長の原動力となった日本人の創造性が開花したのは戦後だけではない。とくに明治維新による近代化は日本史上できわめて重要といえる。本書では、その明治から昭和初期にかけての日本の近代史を「創造的対応(creative response)」の視点から描いている。

 創造的対応とは、状況の変化に、それまでの慣行の延長線上ではなく、その枠外から新たなアイデアをもって対応することを意味する。維新の志士たちの官僚として、また殖産興業の担い手としての活躍、財閥の勃興、科学者たちによる知識ベースの産業振興などを対象に、豊富なエピソードとともに論じている。

 

「科学者たちの自由な楽園」を作った理化学研究所

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