『超予測力』-不確実な時代の先を読む10カ条

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訳者:土方 奈美、出版社:早川書房、発行:2016/10、定価:2,200円(税別)

著者:フィリップ・E・テトロック/ダン・ガードナー
フィリップ・E・テトロック:ペンシルバニア大学経営学・心理学教授。専門は社会・文化心理および意思決定過程。情報先端研究開発局(IARPA)が後援する“優れた判断力プロジェクト”の主催者。
ダン・ガードナー:カナダ、オタワ在住のジャーナリスト。“オタワ・シチズン”紙の記者を経て論説委員を2014年までつとめた。カナダ新聞賞など受賞歴多数。

目次

1.楽観的な懐疑論者
2.「知っている」という錯覚
3.予測を評価する
4.超予測力
5.「超頭がいい」のか
6.「超数字に強い」のか
7.「超ニュースオタク」なのか
8.永遠のベータ
9.スーパーチーム
10.リーダーのジレンマ
11.超予測者は本当にそんなにすごいのか
12.進むべき道
付.超予測者をめざすための10の心得

ダイジェスト

驚異的な的中率を叩き出す、専門家ではない人たち

 未来に対する人間の「予測」は、しばしば外れるものだ。2016年の英国EU離脱国民投票、米国大統領選の結果などを見てもわかるように、一流メディアや専門家のほとんどが予測を外すことも決して珍しくない。

 「平均的な専門家の予測の的中率は、チンパンジーが投げるダーツとだいたい同じくらい」という研究結果もある。かつて、自らの研究からその結論を導き出し、注目を集めたのが本書の著者の一人、フィリップ・E・テトロック氏だ。そう言い切ったテトロック氏だが、米政府機関IARPA(情報先端研究開発局)とともに行った人間の予測力に関する実験では、驚異的な予測の的中率を叩き出す複数の「超予測者」たちと出会う。

 本書では、専門家でも、特別に訓練を受けたわけでもない市井の人たちである超予測者が、なぜ優秀な結果を残せるのか、彼らの資質や性格、能力、予測の方法などを詳細に観察、分析することで探っている。… 続きを読む

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